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色の表現方法と、色の三原色
パソコンやデジカメで表せる色は、通常24ビット(2の24乗)色です。
人間の目は、それを違う色に感じたりしますが、
自然界にはそれ以上の色域(色の範囲)が存在します。
色はアナログなので、何色存在するかなどと数えることは出来ませんが、
実は人間の目に対して、色は三種類で表現することができます。
この三つの色を、「三原色」と言います。
ちなみに原色とは、他の色を混ぜても作り出すことが出来ない、独立した色のことです。
三原色を使う色の表現の仕方には、加法混色と減法混色の2種類があります。
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加法混色は、赤・緑・青の光の色を混ぜるやり方。
光の三原色とも呼ばれ、足せば足すほど色が明るくなります。
これは、違う種類の光を足せば足すほど白くなる、
という光の色の性質を利用しているのです。
身近なもので加法混色が使われているのは、
舞台のスポットライトや、携帯電話やパソコンのディスプレイ、テレビの画面などがあります。
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減法混色では、シアン、マゼンタ、イエローの色料を混ぜて、色をつくります。
「色材の三原色」と呼ばれ、これは混ぜれば混ぜるほど、色が暗く(黒く)なります。
絵の具や色鉛筆、クレヨンで絵を描くときを思い出してみてください。
それと同じことです。
減法混色は、パソコンのプリンターや、カラー写真のプリントに使われています。
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加法混色と減法混色なんて言われても、わからないよ!という方。
さて、ここで考えてみてください。
パソコンで、写真や絵をプリントアウトするとき、なんだか色味が違うな・・
と思ったこと、ありませんか?
これは、
パソコンのディスプレイには加法混色、
パソコンのプリンターは減法混色が使われているからです。
さまざまな企業や研究機関で、なんとかモニタと印刷物の色を合わせようという
研究が進んでいますが、混色方法が異なるのですから、
色味が違ってくるのは当然なのです。
投稿者 wedding : 2006年04月24日 05:41
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